小児脳幹部グリオーマ治療のまとめ

2017年4月に発症。治療・闘病の記録

QOLの向上
 
 診断後、命のことだから、親はなんとか、根治・延命を模索しがち。
しかし乍、2017年現在、延命という観点では、効果が認められているものは
放射線治療のみ。一方、残された時間は、1年前後。
子供の人生において、痛くてつらい未承認のぶっとい注射より、
プールで泳いだり、TVゲームやったり、
ゲーセンで遊んだりすることこそが大事。
このように楽しい時間を体のコンディションが
良い状態で過ごさせることこそが、
この病気の親の模索すべきこと。

QOL向上

1、なるべく早い放射線治療の開始

  なるべく麻痺の少ない状態でハネムーン期間を取ってあげるべく、
  いち早い放射線治療の
開始は重要。

2、ステロイドの減薬の検討
  
  脳圧をコントロールすべく、抗炎症のステロイド剤「デカドロン」が処方される。
  これは、ものすごく肥満につながる。ただでさえ、残りの時間が少ない子供の心を
  容姿の変貌が傷つける。ステロイドを避ける方法としては、
  a、減圧術・・・東京女子医大 詳しくは中盤戦のところを参照。

  b、代替薬として、ダイアモックスとか、アバスチンとか。

  <いずれも詳しくは、標準外治療のページを参照ください。>
  僕はこの病気の治療で、ステロイドを使わずに脳圧をコントロールする方法がいろいろ
  あることを知らず、ただでさえこんな病気にしてしまったのに、さらにステロイドで肥満に
  してしまい子供の心を大きく傷つけ、一生十字架を背負って生きることになってしまった。
  このことが悔しくて、今後この病気に掛かる人と情報共有したいと言う一心でこのHPを
  作成している。
  

  生活環境、闘病環境は人それぞれだが、ぜひ、ステロイドを減らす代替療法の検討を勧めたい。


3、二次照射の検討
  
  数年前は、年間許容被ばく量を超えるから、倫理委員会などで手続きが必要だった
  腫瘍再燃後の放射線照射。近年では、この病気におけるこの手法は、やむを得ないもの
  だということが、医師の間でも、認識が上がってきて、ある程度情報感度の高い病院
  であれば、問題なく行ってくれる様子。

  うちの子は、女子医大で、外減圧術を受けた。外減圧をやると二次照射を受け入れてくれない
  成育医療センターなどあるが、もともと初回照射を行った聖路加国際は、二次照射を受け入れてくれた。

  終盤戦の箇所を読んでください。

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